ピザとピッツァ。同じものではないんです!
こんにちは。
みんなの大好きなピザ。
人が集まる時はピザ、と言えるほど日本でも定着し、人気のあるメニューですね。
そう。
大人数で集まるときは「ピザをとろう!」と言うけれど「ピッツァをとろう!」とは言いませんね。
知らず知らず使い分けていたかもしれませんが、ピザとピッツァは違う物なんです。
●ピザ
19世紀後半、イタリアからの移民がアメリカに持ち込む。
アメリカナイズされ、イタリアとは違う進化を遂げ、徐々に国民食となる。
・アメリカで誕生
・作り方、具材に特別な制限はない
・窯ではなくオーブンで焼き上げる
・大人数で分け合って食べる
・生地は厚く、ボリューミーな物が多い
・大きさはピッツァよりも大きい
●ピッツァ
イタリアのナポリが発祥の地。
1760年頃、初めてトマトソースを載せてピザが焼かれたと言われている。
・生地に使う材料が小麦粉、水、酵母、塩の4つのみ
・手だけを使って生地を伸ばす
・石床の上に直接生地を乗せて焼く
・燃料を木材とする
・ひとり1枚注文して食べきる
・円状のままサーブされるのでナイフとフォークを使ってスマートに頂く
何となく、イメージで分かっていたような気がする、という方が多いと思います。
箇条書きにしてみると、その違いが明白になりますね
でも、国民食とも言えるピッツァを食べるのにナイフとフォークを使って?という所はお洒落なイタリアならでは、な感じがしますよね
自由な発想のアメリカのピザに対してピッツァはイタリアの伝統の味。
イタリアの農業省は2004年に伝統的なナポリピッツァの規定を示しました。
日本でもここ10年で流行り出したナポリピッツァ。
お店のメニューに、ピザとピッツァ、両方を導入するのも楽しいかもしれませんね。
石窯で焼くのがピッツァですが、最近は石窯の威力に劣らないオーブンも出ています。
生地の裏側にカリっとした焼き目がついているナポリピッツァ。
石窯でなくても、カリカリもちもちのナポリピッツァが焼けそうです。
ちなみに、日本と同じように南北に長いイタリア。
国内でも、地域によってピッツァの味わいに違いがあります。
ローマのピッツァはじっくり時間をかけて焼き上げたさっくりクリスピーな生地。
どんなピザがいいのか、厨房機器の焼き具合とも相談しながら、楽しいメニュー作りが出来るといいですね!!
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